100%原酒です。  
「古久」の定める原酒規定

一、一切手を加えることを禁ずる


「古久」甕用ラベルの写真

「古久」甕用ラベル
※福岡県八女の手漉き和紙製


原酒の製法は、統一されています。

原酒の製法を統一し、その枠内で会員9社が創意工夫を凝らして品質の向上に努めています。

  1. 麦を原料とする。
  2. 糖化発酵は、「麹(こうじ)」のみによる。
  3. 蒸留は、単式蒸留機による。
  4. 自社製の40度以上の原酒であること。

原酒のまま5年間過ごし、そしてそのままお届けします。

統一された製法でできたアルコール度数45度の原酒を熟成専用貯蔵庫への蔵入れの際には組合にて確認、また5年を経て蔵出しの際にも組合にて計測を伴った確認を行います。

この2度の確認を行って、初めて熟成原酒「古久」と呼ぶことができます。

特に蔵出しの際の計測確認では、5年間のあいだに陶器製の甕が呼吸してアルコール度数が40度以下に下がった原酒がたまに見つかることがありますが、その熟成焼酎については「古久」とは認定されません。

このように原酒は、5年間人の手によって加工されることなく、ただひたすら原酒のまま過ごして、そのまま届けられます。


原酒に勝る美味しさはありません。

「古久」の製法に定めた"単式蒸留法"による蒸留を行った場合、焼酎の発酵時には使用する麹が深く関わって、アルコール以外のさまざま微量成分が含まれています。

この微量成分については、血栓を溶かす働きがあることがわかり、話題となっていますが、原酒に多く含まれ、焼酎の熟成にも大きく関わっていることがわかりました。

このため、この微量成分の自然な動きを促進するために、一切手を加えることなく熟成させる「古久」は、本格焼酎の味わいが堪能できるのです。